カテゴリー : 2015年 8月

潰瘍性大腸炎には薬より手術??

潰瘍性大腸炎患者の死亡のリスクは投薬に対して、手術の方が危険度を67%に低下させられるという研究結果だそうです。転載しておきます。

投薬に青黛は含まれていないのでしょうね。。

潰瘍性大腸炎は薬で治すか手術するか、死亡の危険度まで左右すると判明、副作用が多い薬より手術に軍配
死亡のリスクは3分の2に低下、特に50歳以上の人で違いが大きい

大腸の慢性疾患である潰瘍性大腸炎で手術を受けた人は、投薬などの内科的な方法で治療を受けた人よりも生存率が高い。
薬は副作用が多く限界も
米国ペンシルベニア大学の研究グループが、有力医学誌であるアナルズ・オブ・インターナル・メディシン誌で2015年7月14日に報告した。

研究グループは、潰瘍性大腸炎は、結腸または大腸に炎症を引き起こす疾患であり、腹部の不快感、出血、下痢を引き起こすと説明。最も多い年代は30代半ばとなる。

潰瘍性大腸炎の治療法としては、免疫抑制薬やステロイド薬を含む内科的治療法を取られる場合が多く、外科的手術は最後の手段と考えられている。

内科的治療法にも問題はある。薬は副作用も多く、感染症やがんリスクを増大させる可能性がある。しかも、薬を使っても50%未満の人しか効果的に病気をコントロールできていない。

研究グループは、米国の公的医療保険であるメディケアとメディケイドのデータを分析して、長期にわたる薬物治療と結腸切除手術を受けた進行性の潰瘍性大腸炎の人を比較した。生存期間に及ぼす影響も調べている。
手術で死亡率が低く
結果として、潰瘍性大腸炎の内科的治療法での死亡率は、1年あたり1000人中54人だったのに対し、結腸切除手術の死亡率は1000人中34人で、潰瘍性大腸炎の治療には結腸切除手術が有効で、死亡率にまで影響を及ぼすという結果。その効果は死亡の危険度を67%に低下させるというもので、統計学的にも意味のある差であると判定された。

さらに、この治療法における生存率の違いは50歳以上の場合に最も大きくなった。死亡の危険度を60%に下げた。

多くの人は手術を怖いと感じるが、研究グループは、このような研究により、手術治療の利点を伝えることができると考えている。

日本でも炎症性腸疾患と言えば薬による治療が一般的かもしれない。手術の選択肢は注目されそうだ。
文献情報
Elective Surgery Is Associated with Lower Risk of Death than Drugs for Ulcerative Colitis Treatment, Penn Study Finds

http://www.uphs.upenn.edu/news/News_Releases/2015/07/bewtra/

Bewtra M et al. Mortality Associated With Medical Therapy Versus Elective Colectomy in Ulcerative Colitis: A Cohort Study.
Ann Intern Med. 2015 Jul 14. [Epub ahead of print]

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26168366