潰瘍性大腸炎の患者数は19万人以上!?

私の潰瘍性大腸炎の症状ですが、年末にやや下痢気味の時期があり、青黛の服用を再開していました。まぁ、血便も粘液も出ず、下痢が続いていただけなので、お酒の飲み過ぎかもしれません。

ここ2,3日は落ち着き始めていますが、暫く青黛の服用を続けたいと思います。

さて、表記の件、潰瘍性大腸炎の患者数は19万人を超えているというニュースを見つけました。毎年数万人規模で増えているようですね。転載しておきます。

厚生労働省の難病指定を受けている炎症性腸疾患は、患者数が約19万人にも上る。若年層での発症が多く、患者数は増加傾向にあるという。症状を抑える治療に、高い効果が期待される分子標的薬が加わり、患者のQOL(生活の質)は改善されてきた。


 炎症性腸疾患は、小腸や大腸の粘膜に炎症が起こる慢性疾患だ。おもなものに潰瘍性大腸炎とクローン病がある。患者の多くは下痢や腹痛を訴え、症状が治まる「寛解」と、またぶり返す「再燃」を繰り返す。原因は不明だが、免疫機能や腸内細菌などが関与していることがわかっている。

 千葉県在住の会社員、堂内保彦さん(仮名・44歳)は3年前、腹痛と下痢が2、3日続いたあと、血便が出た。近くの消化器内科クリニックで大腸内視鏡検査を受けたところ、潰瘍性大腸炎と診断された。

 潰瘍性大腸炎は、下痢や血便、腹痛などを起こす大腸の炎症だ。以前は20代、30代での発症が多かったが、最近は20~50代と発症年齢の幅が広がっているという。

 直腸から発症することが多く、粘膜の炎症は表面的だが、腸管内をぐるりと一周し(全周性)、連続して腸の奥のほうに広がっていく。

 堂内さんの炎症はそれほどひどくなかったため、抗炎症作用のある内服薬メサラジン製剤で症状は治まった。その後、仕事が忙しく服薬を忘れる日が増えてきた。約1年後、再び激しい下痢にみまわれたため、担当医は、より専門的な治療を受けられる東邦大学医療センター佐倉病院を紹介した。

 堂内さんを診た同院消化器センター教授の鈴木康夫医師は、次のように話す。

「潰瘍性大腸炎は軽症や中等症の場合、多くはメサラジン製剤を用いた治療で症状が治まります。しかし、症状がなくなっても粘膜の炎症が治癒していないと、再燃してしまうのです」

 近年は、症状を治すのではなく、炎症を治すことが治療の目標になっているという。

週刊朝日 2015年1月16日号より抜粋

昆布やワカメが潰瘍性大腸炎の予防に有効!?

少し前のニュースですが、昆布やワカメの仲間が潰瘍性大腸炎の予防に有効との研究を東京工科大が発見したそうです。

私の潰瘍性大腸炎はすっかり沈静化しており、青黛はおろか日頃の食生活でも殆ど気にすることがなくなりましたが、自然の食材で日頃から予防できるというのはいいですね。

大腸内で粘膜が欠損した状態の「びらん」などができ、悪化すると大腸の切除や人工肛門での生活を余儀なくされる「潰瘍性大腸炎」の予防に、昆布やワカメの仲間である「シワヤハズ」の成分から作られる天然化合物が効果があると東京工科大学の研究チームが発見した。

ストレスなどが原因で直腸から結腸全体に炎症が広がり、下痢や下血を伴う「潰瘍性大腸炎」は、1970年代以降急増していて、2012年現在で患者数は14万人あまりにのぼる。現在は投薬しか治療法がなく、効果がない場合は、大腸の切除や人工肛門を余儀なくされるため、新たな薬剤治療法の開発が課題になっている。

東京工科大学の佐藤拓己教授らの研究チームは、静岡や神奈川の沖で採取した3キロの「シワヤハズ」から抽出した天然化合物「テルペノイド・ゾナロール」を凍結乾燥させて100グラムほどの粉末に加工。

この粉末を潰瘍性大腸炎にかかったマウスに、1日1回飲み水に混ぜて11日間与え続け、マウスを解剖した結果、「ゾナロール」を与えなかったマウスに比べ、与えられたマウスは大腸での炎症が抑えられ、潰瘍が半減していることがわかった。さらに試験管でマウスの細胞を培養したもので実験したところ、炎症反応が明らかに抑えられたという。

「テルペノイド類」は、植物ならばシナモンや生姜などの風味や、ユーカリの香りに関係していることで知られているが、海藻類では産業化にいたっていない。

佐藤教授は「シワヤハズの成分が、潰瘍性大腸炎の予防や治療、再発の防止に応用できる可能性が出てきた。シワヤハズ自体には有害性はなく、マウスの実験でも明らかな副作用は認められなかった。今後は製薬会社や食品会社と連携しながら、医薬品や健康食品への応用、新たな治療法の開発などを目指したい」と話している。

なおこの論文は、米科学誌「PLOS ONE」電子版に掲載された。

嬉しいコメントを頂戴しました。

久々嬉しいコメントを頂戴しました。
最近は私の潰瘍性大腸炎は全く再燃しておらず、ついついブログの更新をサボってしまっていました。一人でも多くの方に青黛の可能性を知って頂きたいという初心を忘れず、更新していきます。

貴重な情報を本当にありがとうございました
青黛をネットで取り寄せ服用例を参考に続けたところ劇的によくなりました
気功の施術と併用したところ二年間苦しんでいた症状が3ヶ月で良くなり、食事制限も一切しなくて済むようになりました
草はみさんのHPで青黛は知っていましたがなかなか勇気が出ずに試すことが出来ませんでした
このすばらしいブログのおかげでまた普通の日々を過ごすことができ本当に感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございました!

鶏卵殻膜が動物実験で潰瘍性大腸炎の炎症を抑制!?

いつも正確かつ詳細な情報の入手源としてお世話になっている草はみさんのブログに面白い記事が載っていました。
鶏の卵の内側の薄い膜に潰瘍性大腸炎の炎症を抑制する効果があるそうです。安価な治療薬の期待が持てそうです。
転載させて頂きます。

鶏卵殻膜が動物実験で潰瘍性大腸炎の炎症を抑制

動物実験での結果ですが、鶏卵の殻の内側にへばりついている白い薄皮に潰瘍性大腸炎の炎症を抑制する効果がある事が、日本の学会で発表されたようです。

食品産業では毎日大量の鶏卵が使用されています。テレビCMによりますと、「餃子の王将」だけで1日に25万個も消費されています(笑)。当然卵を割ったあとに大量の殻が残ります。殻は主に炭酸カルシウムからできているのですが、カルシウムサプリメント、食品添加物、チョーク、工業ゴムへの添加物などの用途に使われているようです。それらの用途に使うためには、殻から白い薄皮を分離、除去しなければなりませんが、家庭用掃除機でおなじみの気体サイクロン分離法などを利用して、化学物質をできるだけ使わずにそれを行っているようです。こうして毎日大量の鶏卵殻膜が分離されて出て来るわけですが、これを乾燥させて粉末にするだけで治療薬として利用できる可能性がありそうだという事になってきました。

卵の薄皮は、ゆで卵を手でむく時にどうしても取れない事がしばしばあり、そのまま一緒に食べたりしていますが、害があるという情報は特に今のところありません。我々、潰瘍性大腸炎患者にはアレルギー体質を持つ者が多く、鶏卵アレルギーを持っている場合は残念ながら使用できませんが、比較的安全で安価な治療薬として、これからの研究、開発に期待したいと思います。

鶏卵殻膜は古くから治療に用いられていたようで、(大)プリニウスが著した『博物誌』に記述があるのを探し当てました。『博物誌』は紀元1世紀ローマ帝国時代に書かれた博物学の大著作です。卵を使った22の治療法を古今東西から集めて書き記した章の一節です。

ラテン語原文。第29巻11章より抜粋】
membrana putamini detracta sive crudo sive cocto labrorum fissuris medetur

【日本語訳by草はみ】
生あるいは茹でられた卵の殻から引き剥がされた膜は唇の裂傷を治す


ちなみに、第29巻11章には卵白にも同じような効果があることが書かれています。

aiunt et vulnera candido glutinari

そして、卵白は裂傷をしっかり閉じると言われている


また、中国の古典的薬学書である『本草綱目』(ほんぞうこうもく、16世紀、明時代に刊行)の「禽の二」部の「鶏」の項に「卵殻中白皮」についての記述があります。『仙伝外科集験方』(14世紀、明時代に成立)からの引用として、

【漢文原文】
有人偶含刀在口、割舌、已垂、未断。一人用鶏子白皮袋之、摻止血薬於舌根。血止、以蠟化蜜調沖和膏、敷鶏子皮上、三日接住、乃去皮、只用蜜蠟勤敷、七日全安。若無速效、以金槍薬参治之。此用鶏子白皮無他、但取其柔軟而薄。護舌而透薬也。

【日本語訳by草はみ】
たまたま口に刀を含んだ人がいて、舌が切り裂け、既にだらりとぶら下がっていたが、完全には切断されていなかった。或る人が鶏卵殻膜を用いてその舌を袋状に包み、止血薬を舌根に塗布した。血が止まったので、蜜ロウと「沖和膏」を混ぜて、鶏卵殻膜の上に塗布して、三日間ずっと患部に密着させ、次にその鶏卵殻膜を取り去り、ただ蜜蝋だけを丁寧に塗布して、七日間安静にした。もし即効性がなければ、「金槍薬」も使用してこれを治す。鶏卵殻膜を用いたのは、ほかでもなく、卵の柔軟な薄い皮をただ採取するだけだからである。舌を保護し、かつ薬を透過させる。


というような記述もあります。

また、日本でも相撲力士の世界に、傷に鶏卵の薄皮を貼るという治療法が伝承されているようで、どうやら相撲界から日本のプロレス界やボクシング界にもこれが伝わっているようです。

卵殻中白皮は現在、中国語圏で「鳳凰衣」という名称で流通しているようです。結構優雅な命名です。裂傷に貼った場合、治った跡がつるつるで、平坦で、整ったようになり、瘢痕が目立たなくなるそうです。

現在、鶏卵殻膜はほかに、皮膚再生能力に注目して化粧品に配合されたり、アミノ酸を多く含んでいる事に注目してうまみ調味料の原料として利用されたりしているようです。

万里を超えて、鶏卵殻膜の有用性が知られているようです。

◆身近な食品ながら産業廃棄物とされる「卵殻膜」摂取により、国の難病に指定されている潰瘍性大腸炎の炎症を抑制
~ 東京大学及びアルマード 産学連携研究成果に関するお知らせ ~
株式会社アルマード 報道向け発表 2014年7月7日
<.pdfファイル> (日本語。図あり)

▽▽▽▽▽▽ ここから内容が少し専門的 ▽▽▽▽▽▽

今回の発表の内容についてですが、

株式会社アルマードは鶏卵殻膜を主要素材とした化粧品、サプリメント等の企画、開発、販売を行っている会社で、株主は通販大手の株式会社ディノス・セシールのようです。鶏卵殻膜を配合した化粧品や健康サプリメントを既に市場で販売しているようです。

末梢血単核球によるTNF-alpha産生を鶏卵殻膜の加水分解物が抑制するという報告が既に出されているそうです。TNF-alphaはクローン病や潰瘍性大腸炎において、炎症の発生に重要な役割をしているとみられる物質で、これの活動を抑える治療薬インフリキシマブ(商標名:レミケード)やアダリムマブ(商標名:ヒュミラ)が既に治療薬としての認可を受けて臨床で使用されていて、その後を更に開発中の同系統薬が幾つも追いかけています。

また今回の研究グループは、四塩化炭素という化学物質を食べさせて人工的に肝硬変を発症させたマウスを使った動物実験で、鶏卵殻膜に肝機能障害を抑制する効果がある事を以前に発表しているようです。

今回の実験では、DSS(Dextran Sulfate Sodium)水溶液を飲ませて人工的に潰瘍性大腸炎を発症させたマウスを使用したようです。DSSは、大まかに言えば、食品添加物のカラギーナンを化学的に少し分解して、平均分子量を幾分小さくした物です。

鶏卵殻膜を食べさせたネズミでは、大腸炎の指標であるDAI(Disease Activity Index)の値が減少(改善)しており、また炎症による腸管長短縮が緩和されており、また炎症誘起性サイトカインであるIL-6(Interleukin 6)の血中値が減少しており、また大腸組織をDNAマイクロアレイ解析にかけてみたところ、Cxcl9、Cxcl13、Ccl9、Ccl11等の炎症誘起性ケモカインや、炎症マーカーSaa3の発現が減少していたそうです。

また、肝臓組織の細胞をDNAマイクロアレイ解析にかけてみたところ、LPS関連遺伝子であるLbp(LPS binding protein)やCd14(CD14 antigen)の発現が鶏卵殻膜を与えた群では抑制されていたそうです。LPS(Lipopolysaccharide、リポ多糖)はグラム陰性細菌の細胞壁の構成成分で、脂質と糖鎖で構成されています。グラム陰性菌の細胞壁の分解破片は、動物細胞に対して毒性を示す事があり、故にLPSはエンドトキシン(内毒素)という名称で呼ばれる事もあります。このLPSはLbpによって捕まえられ、そこにCD14が更に組み付いて、TLR4(Toll Like Receptor 4)によって存在を検知されます。検知数があまりにも多い場合は「炎症を起こせ」という号令の発令に至るとされています。実は最近、NASH(Non-alcoholic steatohepatitis、非アルコール性脂肪性肝炎)の発症に、腸壁バリアーの破れから大量に血液内に進入したグラム陰性細菌、あるいはそれら細菌の死体、つまりエンドトキシンが門脈を通って肝臓へ達する事が関係しているのではないかという事を裏付けるかも知れない研究内容が幾つか出ているようです。潰瘍性大腸炎のやっかいな合併症として知られている原発性硬化性胆管炎(PSC)の発症にも、ひょっとするとこのあたりが関係しているのかも知れません。PSCには有効な治療法がなかなかないとされていますので、メカニズムの解明と治療法の確立が急がれるべきだと思います。

また、腸間膜リンパ球組織をフローサイトメトリー解析にかけてみたところ、Th17(17型ヘルパーT細胞)の数の増加が鶏卵殻膜の投与によって抑制されていたそうです。Th17は比較的最近、存在が確認された白血球で、これがさまざまな自己免疫疾患の発症に関係しているのではないかとの疑いを強くする研究者が増えているようです。

△△△△△△ ここまで内容が少し専門的 △△△△△△

【そのほかに参考とした情報源】

記者会見「卵殻膜摂取による肝機能改善効果について」 (日本語)
平成24年12月5日 東京大学大学院農学生命科学研究科

↑鶏卵殻膜に肝機能障害の改善効果があるとの研究結果の概要。

◆DSS induced colitis increases portal LPS levels and enhances hepatic inflammation and fibrogenesis in experimental NASH.
Gäbele E1, Dostert K, Hofmann C, Wiest R, Schölmerich J, Hellerbrand C, Obermeier F.
J Hepatol. 2011 Dec;55(6):1391-9. doi: 10.1016/j.jhep.2011.02.035. Epub 2011 Apr 13.
<論文要約> (英語)

↑NASH(Non-alcoholic steatohepatitis、非アルコール性脂肪性肝炎)の発症に、腸壁バリアーの破れから大量に血液内に進入したグラム陰性細菌、あるいはその細菌の死体(LPS)が門脈を通って肝臓へ達する事が関係しているのではないかという事を裏付けるかも知れない動物実験のうちの一つ。

◆Leaky gut and the liver: a role for bacterial translocation in nonalcoholic steatohepatitis.
Ilan Y.
World J Gastroenterol. 2012 Jun 7;18(21):2609-18. doi: 10.3748/wjg.v18.i21.2609.
<無料全文> (英語)

↑腸管内壁バリアーの破れから発生するグラム陰性菌の門脈への大量流入がNASH(Non-alcoholic steatohepatitis、非アルコール性脂肪性肝炎)などの、原因がまだはっきり分かっていない肝臓疾患の原因なのではないかという事を検討する論文。

凤凰衣_百度百科 (簡体字中国語)

微量の血で大腸がん検診が可能に!?

医学の発展は素晴らしいですね。
僅かな血液で大腸がん検診ができるようになるかもしれないとのことです。
潰瘍性大腸炎患者としては少なくとも年に1回の検診は欠かせませんので、実現すれば身体的にも金銭的にも大きな負担軽減につながりそうです。(私は長らく内視鏡の検診をサボってしまっていますが・・・)

微量の血で大腸がん検診、短時間で-国がん
医療介護CBニュース 4月9日(水)19時30分配信
国立がん研究センター(国がん)は8日、5マイクロリットル程度の血を1-3時間解析すれば大腸がんの発生を診断できる方法を開発したと発表した。大腸がんの検診には現在、内視鏡検査などが用いられているが、前もって2リットルの洗浄液を飲まなければならないなど、受診者への負担が大きかった。【真田悠司】

開発されたのは、血液中にある「エクソソーム」を、短時間で分析する手法。エクソソームに着目した従来の手法では、解析に1日程度の時間が必要だったが、特殊な抗体を用いることで、解析時間を1-3時間まで短縮できたという。

この方法を開発した国がんの落谷孝広・分子細胞治療研究分野長らの研究グループの研究結果は、7日付で英国の科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」(電子版)に掲載された。落谷分野長は、「大腸がんの早期発見のため、製薬会社と協同し、できるだけ早く臨床の場に届けたい」と話している。

医療介護CBニュース より