潰瘍性大腸炎の最新治療:ベドリズマブの「点滴」と「注射」で何が変わる?
ベドリズマブ(エンタイビオ)は、多くの潰瘍性大腸炎(UC)患者さんの寛解維持に貢献している先進治療薬ですが、投与経路には点滴(静脈内投与/IV)と自己注射(皮下投与/SC)の2種類があります。 最新の大規模な「リアルワールドデータ」(実臨床データ)の解析から、この投与経路の違いが、入院率やステロイド使用率といった重要な臨床アウトカムに異なる傾向を示す可能性が示唆されました。これは、単なる利便性の問
大腸の疾患である潰瘍性大腸炎を患い、その後に青黛を服用して、劇的に症状が寛解・治癒した全ての治療記録
ベドリズマブ(エンタイビオ)は、多くの潰瘍性大腸炎(UC)患者さんの寛解維持に貢献している先進治療薬ですが、投与経路には点滴(静脈内投与/IV)と自己注射(皮下投与/SC)の2種類があります。 最新の大規模な「リアルワールドデータ」(実臨床データ)の解析から、この投与経路の違いが、入院率やステロイド使用率といった重要な臨床アウトカムに異なる傾向を示す可能性が示唆されました。これは、単なる利便性の問
生物学的製剤などの強力な治療薬を使っても、なかなか症状が改善しない難治性潰瘍性大腸炎(UC)の患者さんにとって、「次に何をすべきか」は常に大きな課題です。シクロスポリンやタクロリムスなどの二次治療薬は存在しますが、どの治療法が寛解(症状の安定)、粘膜治癒、安全性において最も優れているのか、明確な比較データが不足していました。 このたび、最新のネットワークメタ解析(NMA)により、二次治療の主要な選
中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)治療において、注射薬に匹敵する効果と利便性を持つJAK阻害薬(経口薬)の登場は、患者さんの生活の質(QOL)を大きく変えました。 現在、主要なJAK阻害薬として「ウパダシチニブ(リンヴォック)」と「トファシチニブ(ゼルヤンツ)」が広く使われていますが、どちらの薬が長期的に病気の再燃を抑え、ステロイドから完全に離脱できる可能性が高いのかという疑問が残されていました
軽度から中等度の潰瘍性大腸炎(UC)の治療において、全く新しい経口薬の選択肢が加わる可能性が出てきました。MRM Health社は、特定の腸内細菌を製剤化した生菌製剤(LBP: Live Biotherapeutic Product)と呼ばれる新しいクラスの治療薬「MH002」について、米国FDAから第2b相臨床試験(治験薬申請:IND)の承認を取得し、本格的な開発を開始しました。 UC治療の基本
難病である潰瘍性大腸炎(UC)の小児患者さんとそのご家族にとって、大きな希望となる最新ニュースが届きました。ヤンセンファーマは2026年1月23日、成人UC治療薬として広く使われているヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体、「ステラーラ」(一般名:ウステキヌマブ)について、潰瘍性大腸炎における小児適応(2歳以上18歳未満)の追加を国内で申請したと発表しました。 小児UCは成人よりも症
潰瘍性大腸炎(UC)の治療法は近年、生物学的製剤などの新しい選択肢が次々と登場し、大きな進歩を遂げています。しかし、既存の治療薬で効果が不十分な方、あるいは注射や高額な費用負担に悩む患者さんにとって、さらに安心できる選択肢が求められています。そんな中、これまで一部の患者さんの間で高い関心を集めてきた漢方生薬の青黛(せいたい)について、国内の主要な大学病院がその安全性と有効性を客観的に評価する臨床研
抗TNF-α薬など高額な生物学的製剤(バイオ製剤)で潰瘍性大腸炎(UC)の寛解を維持できている患者さんが抱える最大の疑問の一つは、「この薬を一生続けなければならないのか?」という費用やQOL(生活の質)に関する不安です。これまでの治療は、長期的な大腸がんリスク低減のために薬の継続が強く推奨されてきました。しかし、最新の国際的な研究(システマティックレビュー)が、寛解期に抗TNF-α薬を安全に減量・
潰瘍性大腸炎(UC)の治療において、既存の強力な薬(生物学的製剤など)が効きにくい難治性の患者さんにとって、常に「次の希望」が求められています。症状の再燃の恐怖や、通院・注射の負担を少しでも減らしたいという願いは尽きません。 このたび、新規作用機序を持つ抗体薬リサンキズマブ(IL-23阻害薬)が、UCの寛解導入を評価する第III相臨床試験(P3)で主要評価項目を達成したという速報が入りました。これ
潰瘍性大腸炎(UC)の治療戦略が、国際的なガイドラインの改訂により劇的に変化しています。従来の治療では、段階的に薬を強くしていく「ステップアップ治療」が主流でしたが、このアプローチには、効果が出るまでの間に病状が悪化するリスクや、治療が長期化し、患者さんの日常の不安(再燃の恐怖、通院負担)が解消されないという大きな課題がありました。 しかし、2025年版の最新ガイドライン(AGA/ACGなど)は、
潰瘍性大腸炎(UC)の治療において、既存の薬物療法、特に生物学的製剤などが効きにくい「難治性」のケースは、患者さんの生活の質(QOL)を大きく低下させる深刻な課題です。こうした中、腸内環境を直接整える新しいアプローチである「糞便微生物叢移植(FMT)」が、新たな治療の選択肢として注目されています。 このFMTについて、最新のランダム化比較試験(RCT)を統合したメタ解析が実施され、既存薬に反応しな