2020年3月に再発性多発性硬化症を適応として米食品医薬品局(FDA)に承認されたozanimodが潰瘍性大腸炎に対して、導入期および維持期ともに寛解率が有意に高かったそうです。(参照:時事メディカル)
多発性硬化症とは脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ、様々な症状が現れるようになる病気だそうです。多発性硬化症になると多くの場合、「再発」と、「寛解」が繰り返されるようです。
潰瘍性大腸炎の導入期寛解率はプラセボ群6.0%に対して、ozanimod群が18.4%で、維持期寛解率は18.5%に対して37.0%だったそうです。
日本でもブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社が臨床試験を計画しているようです。
10~20%程度の有意差とはいえ、今まで薬が効かなかった人には可能性を広げる情報ですね。
ちなみに、慶應義塾大学が2017/11/28にリリースした青黛の有効性に関する報告書ではより顕著に有効性が示されています。青黛の成分を活用した薬の開発が望まれますね。